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第16回JR連合セミナー

安全、政策、組織課題で理解浸透図る

JR連合は、11月9日、10日に各単組の新規専従役員を中心に37人の参加の下、第16回の役員セミナーを都内「TKP品川カンファレンスセンター」で開催した。

初日は、メンバー相互に他己紹介をした後、JR連合坪井会長から税制改正にむけた国会議員への要請行動等の情勢報告を兼ねた代表挨拶を受けた。続いて上村企画部長から「JR連合の安全対策の取り組み」と題して、改訂版「安全指針」を活用した安全対策の強化や「すべてのJR関係労働者の死亡事故・重大労災ゼロ」を目指した取り組みについて紹介を受けた。その後の特別講演では交運労協元事務局長の中西光彦氏から「安全確立と信頼回復に向けて我々がすべきこと」と題して労働組合のかかわり方や課題について講義を受けた。中西氏は、公共交通における安全問題として、事故は最大の損失であり、1つの事故がすべての信頼を失うとする、100−1=0の公式を紹介した。また労働組合の役割として@安全の番人として縦割りの垣根を越えた総合的な監視・点検A労使関係、労・労関係の安定・正常化の重要性を訴えた。

2日目は、JR連合の尾形政策部長が「JR連合が取り組む政策課題」について@東日本大震災に伴う鉄道復旧AJR三島・貨物をはじめとした経営支援の取り組みB交通基本法案制定の取り組み等について産業政策活動の取り組みを紹介し、労働組合と政治の関わりについて講義を行った。続いて、慶島組織部長から「民主化闘争とJR連合の組織課題」について、民主化を取り巻く情勢や国政の動向等についての報告を受けた。最後に井口事務局長からJR連合の運動についての総括的説明を受け、2日間にわたるセミナーを終えた。