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2012年賀詞交歓会を開催

坪井会長が決意を表明
「JR連合結成20年」の節目、JR連合への総結集を目指す

JR連合は1月6日、東京都港区のホテルJALシティ田町で2012年賀詞交歓会を開催し、新年を祝うとともに、組織の飛躍への決意を固めあった。交歓会には連合、交運労協、友誼産別の代表、政党、国会議員、JR各社など、各界から多数の来賓が出席し、JR連合加盟単組の代表者など合わせて約280名が参加した。

JR連合を代表してあいさつにたった坪井会長は、「厚労省労働組合基礎調査でも、JR連合は、JR内最大産別としての地位は揺るぎない。JRの代表産別として安全、政策、春季生活闘争などの課題に責任を果たす」と述べたうえで、「今年はJR連合結成20年の節目の年であり、国鉄改革の残滓であるJR革マル浸透問題を何としても解決しなければならないという決意で臨むとともに、JR連合への総結集にむけた闘いをさらに強化しなければならない」と決意を表明した。

JR連合は結成20年の節目を迎え、JRの代表産別としての役割を自覚し、新年の飛躍を誓い合う熱気あふれる交歓会となった。

賀詞交歓会に先立って開催した「新春セミナー」では、毎日新聞論説副委員長の与良正男氏が「2012年の政治を展望する」と題して講演した。与良氏は、野田佳彦首相が就任するまで首相交代は6年連続という異常な現実に改めてがく然とするが、確かに「7年連続」もなしとはいえない。現在の民主党政権は次々と首相が交代しながら国民の支持を回復できなかった自民党政権末期に似てきた感もある。裏を返せば、そんなワンパターン政治を続けるのか、脱却するのか、今年は重大な岐路になると述べた。

一方、野党である自民、公明両党に対しては、解散を叫ぶ前に与野党協議を通じてよりよい成案をまとめることはできないものかと注文をつけた。

また、政治の形を変える劇薬を検討することも将来的には必要であり、例えば、思い切って憲法改正が必要だが2院制をやめて1院にするのも一案ではないかとも述べた。

最後に、政権を支える立場として組合の役割は大きく、今後も政治に大きな関心を持ってほしいと指摘した。